日頃より当店をご愛顧たまわり、まことにありがとうございます。
店長、引き継ぎのごあいさつが遅くなりました、
わたくし2008年7月より{crop*cafe}の店長を任されておりますゆほ{yuho}と申します。
1974年生まれ(34歳)いて座のA型、小学校2年生の娘を持つ肝っ玉母さんです(*^_^*)
結婚前は、美容師のアシスタントをしており、工作・料理・日曜大工・・・と、とにかく!!!!!
“なにかを作ること”が大好きです。
それが“誰かを喜ばせるため”という、シチュエーションならば、なおのこと!!!
「大」が100個くらい付くほど『大・大・大・大・大・・・・・・・・・好きです!!」
そんな、「物作り&サプライズ好き」な私ですが。。。実は・・・。
スクラップブッキング歴は、とても短く、それどころか、パソコンは「店長」を任されるまで
触れたこともない.....という有り様です。
調べものは、全てタウンページ! タウンページを“マック”(Mac)と呼んでいました。
どうして、そんな(?)「スクラップブッキングのことを全然知らない」
おまけに「パソコンもできない」私が、店長になったのか。。。不思議ですよね?!
私も、全く思ってもいないことでした !!!
でも、なにかに引き寄せられるように{crop*cafe}の店長になった、
ここに辿り着くまでの経緯をお話をしたいと思います。
少々、長くなるかと思いますが、最後まで聞いて(読んで)いただけると、幸いです。
それは、辛い辛い病気と闘う一人の小さな小さな女の子との出会いから始まりました
その女の子と出会ったのは、私が個人的に参加しております、ボランティア活動、
『メイク・ア・ウィッシュ』でのことでした。
『メイク・ア・ウィッシュ』をご存じの方、そうでない方といらっしゃるかと思いますが、
『メイク・ア・ウィッシュ』は、重い病気と闘う子どもの夢をかなえるボランティア団体です。
私はそこに、娘が小学校に入学した2007年の5月からボランティアとして通い始め、
お手伝いさせていただいております。
主に、事務局でのお手伝いをしていましたが、直接、夢の実現に携わりたく、
その年の11月に、そのために必要なトレーニングを受けました。
そして、昨年1月初めて夢の実現に直接関るお手伝いをしました。
それが、その女の子との出会いでした。
その女の子の夢。。。
それは「あるテーマパークへ行きたい!」というものでした。
病状は決して、いいとは言える状態ではなく、とても辛そうに見えました。
急ピッチで、夢の実現への準備が進められ、そして、いよいよ、夢の実現の日を迎えることができました。
そして、テーマパークへ。。。 当日の朝も、相変わらず、女の子は辛そうにしていました。
そんな時、女の子の大好きなキャラクターに遭遇!!その途端!
ずーっと辛そうだった女の子が、驚くほど目を輝かせ、にこにこ顔に(*^_^*)
そう!とびっきりの笑顔を見せてくれたのです。
あんなにつらそうだった女の子が、本当に、本当に、嬉しそうな笑顔(*^_^*)
今でも、はっきりと目に焼き付いています。
そして、楽しい夢の時間も終わりに近づき病院まで、女の子とご両親を送り届けました。
初めての夢の実現への“直接”のお手伝い。
私は、正直緊張しすぎて、何もできなかったかのように思いました。
準備も、もう一人のボランティアさんに頼りっ放しで。。。
・・・自分の無力さが情けないほどでした。
メイク・ア・ウィッシュでは夢がかなった後、写した写真をアルバムにしてプレゼントするのですが、
私は、そのアルバムを「物凄く!!可愛いものにしてあげたい!」と思いました。
目を輝かせ、ワクワクするような。。。そんなアルバムを、
「それを見て、生きる力が湧いてきてくれるような。。。」
そう!!大好きなキャラクターに出会った時の、
あのとびっきりの笑顔にもう一度なって欲しかったのです。
だから、どうしても、とびっきり、可愛いアルバムにしたかったのです。
{crop*cafe}のオーナーである、松原佳子さん(上司になるので、“松原”と呼ぶべきですが・・・。
ここでは、いつもの呼び方“佳子さん”と呼ばせてもらいます)とは、10代の頃からの知り合いで、
私にとって心から尊敬してやまない大好きな先輩です。
私は、女の子のアルバムを可愛く仕上げるには、『スクラップブッキングしかない!!』と思い、
佳子さんに、アルバム制作について協力のお願いをしました。
佳子さんは、とてもとても忙しい方で、特にその時期は受注ラッシュでスタッフの手が
足りていない状況でした。でも・・・、佳子さんは、快く引き受けてくださり!!!
私の「その女の子に可愛いアルバムを作ってあげたい」という気持ちに応えてくれ、
二日間も私のために、貴重な時間を割いてくれました。
そして、かかった材料費の全てを寄与してくれたのです。
二日間かけ、ある程度アルバムも完成し、あと一息!
でも、すっかり遅い時間になっていたため残りは自分の家で仕上げることに。
そして、そのために佳子さんはスタンプなど必要なものすべてをかしてくれたのです。
私は、完成まで、あと一歩のアルバムを自宅へ持ち帰り、娘が眠りについた後、
一人黙々と仕上げに取り掛かりました。
そして、完成!!「できた~~~!!!」と思った時には窓の外から朝日が差し込み、
既に、朝になっていることに気がつきました。
私は、その女の子になったつもりで、何度も何度も完成したアルバムを見ました。
これを見たらきっと、目を輝かせてくれるに違いない!
このアルバムを毎日見て、どうか生きる希望を。。。
生きる力が、湧いてくれますように。。。
そんな思いでいっぱいでした。
その時、携帯のメールが鳴りました。
そのメールは、あまりにも悲しく、
辛い辛いものでした。
「女の子が天国へ旅立った」というものでした。
愕然としました。
こんなに悲しいことがあっていいのかと・・・。
そして、しばらく辛い日が続きました。
私にいったい何ができたのだろう。。。
「間に合わなかった」という思いが、ずっと私の中にあり、
その気持ちは、佳子さん、そしてアルバム作りに協力してくださった人すべてが同じ気持ちでした。
でも、アルバムは間に合いませんでしたが、夢の実現は、間に合ったのです。
そう考えることにしました。
だって、あんなに嬉しそうに目を輝かせてにっこり笑った顔が今も目に焼き付いてるのですから。
私たちは、その女の子との出会いから、いろいろ考えさせられ、いくつも教えられました。
私は、忙しい中 快く協力して下さり自分のことのように一生懸命、
考えてくれた佳子さんの温かい気持ちが本当に嬉しく、
そしてたくさんの材料を寄付してくれたことにとても感謝し、
そのお礼にどうしても何かで恩返しがしたく「働いて返します」と言って、週に数日
メモリーヒルズ{crop*cafe}のお仕事を無償でさせていただくようになりました。
その時、佳子さんが、
「いつか、メモリーヒルズを世の中の役に立つ会社にしたい!」
「社会貢献ができる会社にしたい!」という熱い思いを語ってくれ、とても感銘を受けました。
私たちは、たくさん夢を語り合いました。
そして、お手伝いをしてるうちに、佳子さんから、「店長になってくれないか」という
お話をいただき、仕事を任されるようになったのです。
今は、まだまだそこまでいきませんが、
私たちは、「いつか世の中の役に立つ会社にしたい!!」という
大きな夢を持っています。
それはいつになるのかわかりませんが、まずは、今できること、
みなさまに一つでも多くの「ワクワク」と「笑顔」をお届けしたく、
私たちは、日々奮闘しております!!。
2009年、新たなこの一年も、{crop*cafe}のお客様、
そして、大切な家族・友人・自分を取り巻くすべての人へ喜びと感動を与えられるよう、
一生懸命・前向きに、そしてなにより!楽しく!頑張っていきたいと思っています。
お忙しい中、最後まで読んで下さり、本当にありがとうございました。
どうしても、この思いをお伝えしたく、どこも端折ることができませんでした。
こんな、私ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
クロップカフェ{crop*cafe}店長:ゆほ
ロゴマークをクリックすると「メイク ア ウィッシュ ジャパン」の
WEBサイトへ移動します。
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